ダビング10(「ダビングテン」と呼びます)とは、これまでのコピーワンスが不評だったため、総務省が情報通信審議会にて提案されたデジタル放送の私的な利用に関する運用ルールについて、JEITA(電子情報技術産業協会)が統一した呼称です。
ダビング10の機能や使い方は「コピーを9回+ムーブを1回」までとすることとなっています。
2007年12月20日に正式にダビング10の運用ルールを公表して、2008年7月4日午後4時より運用および地デジ放送が開始されます。(デジタル放送推進協会から地デジ放送を2008年6月2日よりダビング10に対応した放送を運用
する予定でしたが、その時は延期となりました。)
私的な利用とは言え、このような地デジ放送のダビング・コピー運用ルールを決めておかなければ著作権違反が世の中に横行してからでは遅すぎますので、致し方ない決定と言えるのではないでしょうか?しかしながら、ダビングフリーやコピーフリーといった録画機器が出回っていることも見逃してはなりません。今後の取り締まりや法改正などがまた行われることでしょう。
これまで放送局が放送してデジタル録画をしたものは、ムーブ(Move:移動)を1回までしかできない『コピー・ワンス』の運用ルールが決められていました。このような取り決めではムーブに失敗した場合に録画内容が失われてしまうことがあるために不評をかっていました。しかし、このコピーワンスの運用ルール緩和の暫定措置として、ダビング10の運用ルールが審議・可決し、いよいよ2008年7月4日より地上デジタル放送にて運用されます。
デジタルチューナーを搭載しているHDDレコーダー等ハードディスクを内蔵している録画機が対象となり、地上デジタル放送(地デジ)を収録後に、DVDなどには「9回のコピー」までと「1回のムーブ」を可能にする運用ルールとなります。地デジ放送のコピー回数の制限は「録画機内蔵のDVDやメモリーカードへのコピー」と「i.LINKなどのデジタル接続での他の機器へのコピー」に対して行われます。そして10回目は「コピー」ではなく『ムーブ(Move:移動)』されることになります。
なおダビング10ではコピーワンスの場合とは異なり、HDDレコーダーからD端子、コンポジット端子、S端子などのアナログ映像出力を経由して行うコピーの回数制限は全くなく録画することができます。ただしデジタル接続だとしてもアナログ接続だとしても、コピーしたDVD等から孫コピーを作成することはできませんのでご注意ください。このダビング10の運用ルールが適用されるのは、放送局がダビング10の制御信号入りの番組を放送しダビング10に対応した録画機で録画する場合のみとなります。
※主要メーカーのダビング10対応状況 一覧表
| メーカー |
製品と対応状況 |
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松下電器産業 |
平成18年7月以降発売のDVD、ブルーレイ・ディスク(BD) |
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ソニー |
18年11月以降発売のDVD、BDと同年4月以降発売のパソコン |
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シャープ |
19年2月以降発売のDVD、BD |
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東芝 |
19年10月以降発売のDVD、HD-DVDと20年5月以降発売のHDD内臓テレビ、および19年1月以降発売のパソコン |
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日立製作所 |
19年10月以降発売のDVDと19年4月以降発売のHDD内臓テレビ、および20年7月発売予定のBD |
※「BD」はブルーレイ・ディスクの略。DVD、BD、HD-DVDはHDD内臓レコーダー、パソコンはデジタル放送対応機。ソフト更新の信号配信の開始日はメーカーによって異なる。詳細および上記以外のメーカーは各社サイトなどで確認のこと。